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Photo by Aya Miyahara
kono-konoキッチンスタジオの取り組み
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災害に備える!暮らしの中で考えておくこと
会場:塩尻市北部交流センターえんてらす
2024.9.14
災害時に問題視されるのが「食のあり方」。
ライフラインが止まった中で配給される食べ物には、災害食ならではの偏りがあり、心が荒む要因ともなると、実際に被災された方からお聞きして胸を痛めておりました。
そんな中、二年にわたって塩尻市から「災害時に役立つ調理実習」の課題をいただき、たどり着いたのが #ローリングストック と #パッククッキングです。
ローリングストック とは、好みの缶詰や缶ジュース、長期保存可能な食材を、一箇所にストックしては、まわし使いしながら蓄えて置く方法。いざという時に役立ちます。
パッククッキング は、まさにストックしてあった食材を使って作る料理。しかも熱に強いポリ袋と熱湯さえあれば、時短で簡単にできてしまいます。
「えんてらす」の調理室には定員数20名の応募者が集まり、みなさん真剣に災害食に取り組まれました。
ストック食材(ツナ缶・コーン缶・大豆の水煮・なめ茸・トマトジュース・リンゴジュース・しめじ・白菜・カレーフレーク)をポリ袋に入れてよく揉んで、給水車から運んだ水を沸かし、湯の中に入れ10分でカレーの完成です。
熱湯15分で蒸らしたアルファ米のご飯と合わせ仕上げました。最後に入れたミニトマトが見た目で心を癒します。
参加された小学生男子は「簡単で楽しかった!カレーもおいしくできた」と笑顔。男性の参加者も多く、頼もしさを感じました。
被災地では、あたたかな食事が何よりのご馳走。しかも皆さんと思いを分かち合いながらいただける美味しくて心の栄養も満ちる料理。そんなレシピを考案実演できたことを嬉しく思います。
みなさんもぜひ一度、ご家庭でパッククッキングを試してみませんか?
備えあれば憂いなし!チャレンジもまた、災害に備えるひとつだと思います。