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片丘ワインに合う料理で乾杯
2023.12.15
信州桔梗ヶ原ワインバレーの東山裾の片丘地区に、近年続々と新しいワイナリーが点在しています。水はけの良い火山灰土、緩い傾斜地は日当たりも良いので葡萄栽培に適しているのだそうです。
「片丘ワイン」と呼ぶこの地のワインは、浅い歴史でありながら一気に世界レベルに輝いたドメーヌコーセーを始め、注目の丘の上幸西ワイナリー他多数の個人ワイン事業主が葡萄栽培をしています。また大御所メルシャンは、片丘の地名をワインに名付け高い評価を得ています。
今回は、そんな「片丘ワイン」に関わる生産者や栽培者、副市長始め関係者、総勢60名余が「片丘支所」に一堂に介し、片丘ワイン振興協議会主催で「片丘ワインに合う料理で乾杯」をしようと言う企画が持ち上がり、発起人の一人でもあられる元県会議員の小松千万蔵さまから、レシピ提供でお声がけを戴きました。実は私、生粋の片丘生まれ。片丘出身者でもあるのです(笑)。
地元でも評判の創作中華の店「龍胆」とタッグを組み、何度も調整を繰り返し、できあがったのが「彩り御膳このみの里」(笑)。
監修したのは2品。「地元産の紅芯大根や蕪をつかった鯛の昆布〆」は、和テイストながらコクがあり、白はもちろん塩尻産メルローのロゼと良く合います。また「低温調理した国産豚ヒレ肉の醤油麹漬け」は、ミディアムボディのメルローや意外やシャルドネにもピッタリで、参加された皆様から高い評価を戴きました。
片丘地区には北アルプス連峰が一望できる「北熊井城趾」や「崖の湯温泉」もあり、片丘ワインや塩尻産メルローを軸に、観光と融合させていく構想も高まっています。生まれ故郷片丘が、片丘ワインで再認識され、脚光をあびるのは私にとっても大変嬉しい事。この日集まった片丘地区の皆様によるワイン製造者様たちへの熱いエールは、マイナス3℃の夕暮れを染めるほど心温まるものでした。