浜 このみ


浜 このみ

REPORT

 
Photo by Aya Miyahara

信州再発見!このみの「ちょい旅」!

 
コロナ禍だからこそ見直してみたい我が町、ふるさと、信州再発見!!!
風の向くまま、気の向くまま、愛車に乗ってちょいと出かけて出逢った風景と
そこでいただく特製ランチを心のままに、レポートします。
 
写真の無断転載を禁じます。

信州再発見!
このみの「ちょい旅」!

 
コロナ禍だからこそ見直してみたい我が町、
ふるさと、信州再発見!!!
風の向くまま、気の向くまま、愛車に乗って
ちょいと出かけて出逢った風景と
そこでいただく特製ランチを
心のままに、レポートします。
 
写真の無断転載を禁じます。

img_6787.jpg img_6779.jpg img_0121.jpg 279667012_688259102253946_3091204111372039038_n.jpg img_6857.jpg img_6904.jpg img_6896.jpg img_7038.jpg img_6913.jpg 279341863_351616406841727_7847060661825585888_n.jpg img_6924.jpg img_6934.jpg img_6957.jpg img_6941.jpg img_6951.jpg img_6944.jpg img_6963.jpg img_6967.jpg img_6977.jpg img_6978.jpg img_6986.jpg img_6987.jpg img_6994.jpg img_6997.jpg img_7003.jpg img_6937.jpg img_7010.jpg img_7011.jpg img_7028.jpg img_7064.jpg img_6810.jpg img_6825.jpg img_6827.jpg img_6831.jpg img_6845.jpg img_7084.jpg img_7088.jpg img_7075.jpg img_7091.jpg img_7098.jpg

ちょい旅レポート その5(2022.5.4)

GWの穴場スポット
満開のハナモモから始まった
関所の町「木曽福島宿」探訪

 

故きを温ねるちょい旅を、思い立ったのは風薫るGW真っ只中。
狙いは中山道「奈良井宿」。けれどそこはコロナ規制が解けた有名観光地、駐車場に向かう長蛇の列におののき諦め、鳥居トンネルを抜け気の向くままに木曽路を南下することにしました。
「きそむら道の駅」の傍らに咲くハナモモを見つけ歓喜。一週間前に出演したTVで阿智村のハナモモを取り上げたのですが、時すでに遅く今年は見過ごしたなーと思っていたので、まさかの木曽路で遅い春を堪能できて、これは幸先いいな!って、すでにポジティブ。(笑)
 
やがて辿り着いたのは、見上げるほど大きな関所門のある「木曽福島宿」。
記憶を紐解いても木曽福島は、信州人で有りながら初体験という!そんな自分に驚きながら、この地に住んで12年目の若い友人に道案内をお願いして、先ずは近年新設されたばかりの図書館に向かいました。
格子をデザインした美しい建物。カフェや展示コーナーも充実。書棚には私のレシピ本も置かれていてラッキー。ちょうど持っていた新刊のレシピ本を贈呈させて戴き記念撮影。なんだか木曽福島に足跡を残せたようで嬉しくなりました。(笑) 
そこから歩いて、歴史ある菓子店「宝来屋」にお邪魔しました。江戸時代にこの地で茶の湯を窘められた粋な代官が御用達されたというこの店自慢の「黒蒸し羊羹」と、季節先取りの「ほうば巻」をゲット。殺菌作用のある朴葉で、米粉の餅をくるんだ木曽地域ならではの風土菓子は、素朴な香りもご馳走です。
 
大きな杉玉が目印の「七笑酒造」には、夏の新酒が並んでいました。試飲用のサーバーを見つけ、車だったことを少し後悔しながらお気に入りの「きゃらぶき」と「かりかり梅」を購入。ここにしかないものをゲットできるってワクワクします。
県外車が往来する町中の道を足湯に向かう途中、見つけたオシャレな雑貨屋さん。古い民家をリノベしたお店は都会的で、木曽町の進化を感じました。足湯で待っていたのは「巴ちゃん」と命名された赤いポスト(笑)、きっと町民のアイドルなのでしょう。その横に渡された橋の中程から眺めた「崖や造り」と木曽川の流れが見事で、古にタイムスリップしたかのようでした。
気温は21℃。田口のジェラードに並ぶ観光客を横目に、細い坂を上り上の段に。人気のない古民家の建ち並ぶこの通りには湧き水が勢いよく流れ、爽やかな風は新緑の匂いを運びます。小高いこの場所から眺めた木曽の町や、芽吹きの山々が美しくて思わず深呼吸。中山道を旅してきた古人になったような心持ちでした。
 
木曽町の通りに目立ったのは「オリジナル看板」。図書館にその全容が写真で展示されていましたが、実際の看板は木彫りでなかなか素敵です。その中で見つけた「カフェ樹りん」さんでは 遅がけの珈琲を戴くことが叶いました。水が美味しい木曽町は、珈琲の味もまたまろやかです。
 

●身体に優しいレストラン「aalto kitchen」でランチ

 
日義にあるこの店は、美味しい紅茶とハンバーグが魅力的なレストラン。自然農法に拘った身体に優しい食材利用のメニューの中から、定番のハンバーグと限定地鶏のせいろ蒸しをチョイス。相変わらずハンバーグの旨さは絶品!ふっくら蒸し鶏と野菜もたっぷりで、3種類のソースで戴きます。そして食後に欠かせないのがパンケーキ。これがまた美味しくて、たっぷりの紅茶と戴き大満足。木洩れ日と鳥の囀りに癒されながら、ゆったりランチタイムを過ごすことができました。
 
ここまで来たのだから NHK大河でも取り上げられた「木曽義仲公の墓」にもお参りをしてこようと、夕暮れの興禅寺を訪ねました。義仲公手植えの枝垂れ桜は、何時もの春より早く咲いたらしく、この日は緑で影をなしていました。31歳で天下に名を馳せ散っていった木曽義仲、戦火の途中で愛する人に遺髪を託された女武将巴御前の切なさ。そんな思いを感じつつ手を合わせ、木曽福島をあとにしました。